Ruby on Railsの開発環境を構築する
はじめに
Ruby on Railsの開発環境を構築するまでの備忘録。
実行環境
- MacOS Catalina10.15.5
- パッケージ管理はHomebrewを使用。
手順
rbenvのインストール
Rubyのインストールに今回はrbenvを使用するのでまずはrbenvをインストールする。 rbenvはRubyのパージョン管理が簡単にできるツール。
# rbenvのインストール $ brew install rbenv # セットアップ $ rbenv init
一度ターミナルを閉じてから開き、以下のスクリプト実行でrbenvのセットアップが完了したか分かる。
$ curl -fsSL https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/master/bin/rbenv-doctor | bash
Rubyのインストール
兎にも角にもRubyがないと始まらないのでインストール。 rbenvを使ってRubyをインストールする。
rbenv install -l
コマンドでインストール可能なRubyのバージョンが表示されるので、Ruby公式を参照し安定版をインストール。本記事執筆時は2.7.1が最新の安定版。
# Rubyをインストール $ rbenv install *.*.* # インストールしたRubyのバージョンを確認、*が現在使用しているバージョン $ rbenv versions system 2.6.5 2.7.0 * 2.7.1 # システム全体で使うRubyのバージョンを指定する $ rbenv global 2.7.1
Bundlerのインストール
RubyやRailsで何かと使うBundler。 Railsには必須。
$ gem i bundler # インストールの確認 $ bundler -v Bundler version 2.1.4
Node.jsのインストール
Railsの実行にはNode.jsが必要なのでインストールする。 Node.jsを管理するツールであるnvmをインストールし、そこからNode.jsをインストールする。
他にもNode.jsの管理ツールはいくつかあるのでnvmを使うかどうか個人の好み。
# nvmのインストール $ curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.35.3/install.sh | bash # nvmインストールの確認 $ command -v nvm nvm # Node.js長期サポートの安定版のインストール $ nvm install --lts # Node.jsのデフォルトのバージョンを切り替える $ nvm alias default v*.*.*
Yarnのインストール
YarnはNode.jsのパッケージマネージャーで、Rails6からYarnのインストールが必要になっているためインストール。
$ brew install yarn # インストールの確認 $ yarn -v 1.22.4
Railsのインストール
ようやくRailsのインストール。
$ gem i rails # インストールの確認 $ rails -v Rails 6.0.3.2
試しにRailsを触ってみる
# Railsアプリの雛形作成 $ rails new hello_world # 作成されたディレクトリへ移動 $ cd hello_world # サーバー起動 $ rails s
そしてhttp://localhost:3000にアクセスしてみる。
以下の画面が表示されたら成功!